花色の戯れ

花色の戯れ (パレット文庫)

花色の戯れ (パレット文庫)

兎の都の外れで貴族たちの財布を掏って生活をする子供たちがいた。瑛春(えいしゅん)もその中の一人だ。ある日いつもの様に数人で金持ちそうな通行人を狙って仕事をするが瑛春は突然その男に妻になってくれと言われてしまう。その場は慌てて逃げたが仲間の頭目に「取り入って金目の物を盗んで来い」と言われ従者としてその男の家に雇われることとなり…ーーー
この人の話は初めて読むのですがとても丁寧に描かれていて読んだ後にモフーンと良い気分になれました☆エロは少ないですが自分が悪人だという自己嫌悪を抱える瑛春と悪人だとわかってそれを捕まえなければならない立場であっても瑛春を妻として迎えようとする景達(けいたつ)の真摯な態度はもうホントに…じれったい!でもそんなじれったい心理描写の巧みなこと+てか瑛春かわえぇぇぇぇぇえ!!(鼻血)
デビュー作とのことですが珍しい中国舞台(風味)でこれだけのモノを!今後が楽しみですーvv